当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。管理人のザッキーです。
職人気質な仕事や、個人の能力差が出やすい職場でチームを率いるとき、多くの優秀なプレイヤーが陥ってしまう罠があります。
それは、「俺が一番頑張るから、お前らもついてこい」と、背中で見せるタイプのリーダーシップです。
実は、現在の会社に勤めて18年になる私も、もともとはこの「背中を見せる職人タイプ」のリーダーでした。
自分が一番動いて、一番成果を出す。
このやり方は、短期的には確かに高い成果が出ます。
しかしある時、痛烈な一言を突きつけられました。
「成果が出ているのは、お前一人のマンパワーのおかげだ。
お前が現場にいないと組織のパフォーマンスがガタ落ちする。
それはチームビルディングとしては弱い」と。
自分がいないと回らない組織は、リーダーとして二流である。
その事実に気づかされた私が、自分だけの理想のリーダー像を再構築するためにヒントにしたのが、大人気漫画『キングダム』に出てくる将軍たちの姿でした。
この記事では、個人のマンパワーに依存する限界を突破し、「自分が不在でも回り続ける強いチーム」を作るための、将軍たちの型をはめ込む生存戦略をシェアします。
1. 誤解するな!マンパワーはリーダーになるための「最低条件」である
まず、綺麗事抜きに身も蓋もない現実の話をさせてください。
「プレイヤーとしてのマンパワーに頼るな」と言うと、最初からチームビルディングの教科書みたいな真似をしようとする人がいますが、それは間違いです。
会社や組織によっては、圧倒的なプレイヤーとしての実力(マンパワー)が最低限なければ、そもそもリーダーに選ばれることすらありません。
特に個人の能力差が出やすい現場であればなおさら、「まずは自分が誰よりも動いて、圧倒的な成果を出して見せること」が、周囲を納得させるための絶対のスタートラインになります。
背中で引っ張る力があるに越したことはありません。
それはリーダーとしての強力な武器であり、立派な土台です。
しかし、本当の勝負は「実際にリーダーになってから」始まります。
プレイヤー時代と同じ感覚のまま「俺が一番頑張るからついてこい」を続けていると、必ずどこかで組織の成果が頭打ちになり、限界を迎えるのです。
2. 「1000人将」で終わるか、優秀な部下を育てて「将軍」に登り詰めるか
大人気漫画『キングダム』の世界をよく見てみると、非常に面白い組織のリアルが描かれています。
作中、「1000人将」のレベルであれば、個人の圧倒的な武力や強烈なマンパワーだけでゴリ押しして手柄を立て、のし上がってきたような小隊長クラスはゴロゴロ存在します。
個人の力が突出していれば、1000人の規模までは力技で引っ張っていけるからです。
しかし、その上の「4000人将」「5000人将」、そして何万人もの軍勢を動かす「将軍」の地位には、個人のマンパワーだけでは物理的に絶対に登り詰めることはできません。
自分の腕力(プレイヤーとしての力)だけに頼っている人間は、1000人将の器のままで必ず頭打ちになります。
将軍になるような本物のリーダーは、自分の代わりに現場の指揮を執れる「優秀な部下(副官や千人将)」を、自分の手で自立するように育て上げています。
リーダーになった瞬間、私たちは「個人の能力で突撃する1000人将」から、「優秀な部下を育成し、自分が不在でも勝手に回り続ける組織を作る将軍」へと、頭のロジックを切り替えなければならないのです。
それに気づいたとき、私は一人の完璧なカリスマを目指すのをやめました。
作中に出てくる全く異なるタイプの将軍たちの強みを、パズルのように自分の中にはめ込んで、今の現場に合う独自のリーダー像をデザインし始めたのです。
3. 自分に必要な将軍のパーツをはめ込む「ハイブリッド型」のすすめ
『キングダム』の素晴らしいところは、出てくる将軍たちが一人残らずバラバラな強み(ロジック)を持っている点です。
これまでの私は、いわば「蒙武(もうぶ)」のように自分の実力(マンパワー)だけで突撃していた状態でした。
しかし、リーダーとして1000人将の壁を破るためには、自分の中に別の将軍のパーツ(型)をはめ込んで、視点を増やしていく必要がありました。
私が実践している、現代ビジネスに活かすための「将軍たちのハイブリッド戦略」をスマホでも崩れない表にまとめました。
| 目指すべきリーダーの型 | 参考にする将軍のパーツ | 実際の現場での落とし込み方(ロジック) |
|---|---|---|
| 突破力 (ベース・絶対条件) |
信(しん)や蒙武のスタンス | まずは圧倒的なプレイヤーとして先頭を走り、自分の高い技術やブレない実行力で「組織の目指す方向(軸)」をハッキリと示す。 |
| 育成・仕組み化 (将軍への脱皮) |
王騎(おうき)のスタンス | 自分が前に出て手柄を立てるのをグッと堪え、優秀な部下に信頼して裁量を渡し、「一歩引いたところから全体の底上げを図る」ことで自立を促す。 |
| 適材適所のハック (組織の最適化) |
桓騎(かんき)や知略型のスタンス | 従来の固定観念やマニュアルに縛られず、メンバー個人の能力の凸凹(デコボコ)に合わせた冷徹で合理的な配置換えを行う。 |
誰か一人の完璧な上司の真似をする必要はありません。
まずは圧倒的なプレイヤーとして先頭を走る力を自分のベースに持ちながら、上に立ったタイミングで、足りない部分(優秀な部下を引き上げる仕組み化)を他の将軍のロジックから拝借して自分にはめ込んでいく。
この二段階のステップとハイブリッドな思考こそが、流されない自分だけの「理想の将軍の型」を作る最短ルートになります。
まとめ:自分の不在すら計算に入れた「組織の生存戦略」
仕事のマネジメントにおいて、優秀なプレイヤーであることと、優秀なリーダーであることは別物です。
まずはプレイヤーとして死に物狂いで実力を示し、上に上がったら、今度は「自分がいなくなったとしても、ある程度のクオリティを維持できる仕組みをどう作るか」という冷徹な組織の損得勘定にシフトする。
周囲の「リーダーならただ背中を見せろ」という一面的な一般論に流されるのはやめましょう。
1000人将のマンパワーに溺れず、次の将軍のステージへ進むために、優秀な部下を育てるための視点(パーツ)を自分にはめ込んでいく。
覚悟を決めて自分のチームの型をデザインし始めたとき、組織は本当の意味で回り始めます。
これからも、私が18年の現場経験のなかで培ってきた、綺麗事抜きのビジネス・マインドを発信していきます。
「自分がいないと現場が回らない」「チームの育て方に悩んでいる」というビジネスパーソンの方がいれば、お気軽にお問い合わせページよりメッセージをお寄せください。
一緒に、あなただけの将軍のパズルを組み立てていきましょう。


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